東京から200㎞の会津若松に続々と大手企業が進出

福島県会津若松市で家を建てよう!住みやすさのポイントは?|イエばな ...

福島県会津若松市セイコーエプソン三菱商事ソフトバンクコカ・コーラボトラーズ・ホールディングズなど、ここ1年の間に様々な業種の大手企業が拠点を設けています。何故、会津若松なのでしょうか。

それは、会津のシンボルである鶴ヶ城のすぐ近くに、昨年2019年に官民が連携してオフィスビルが整備されたことがあります。ビルの名前は「スマートシティAiCT」です。これはAIZUとICT=情報通信技術を組み合わせたものです。

この1年余りで23社が入居し、その7割が福島県外の企業です。200人以上が働く一大拠点となりつつあります。「スマートシティ」を推し進めていることが会津若松が選ばれている大きな理由です。

それに加えて、新型コロナウイルスが東京以外に拠点を設けることを後押ししています。セイコーエプソンの関係者は、現在、東京に拠点を設けるのは無意味とさえいっています。それはリモートワークに否応なく移行せざるを得なくなった現在、働く場所が東京一極集中である必要がなくなったのです。これは新型コロナウイルスによって誰もが感じていることではないでしょうか。

そして、スマートシティであることが会津若松の大きな魅力なのです。スマートフォンがあれば、様々な情報に触れられるのはもちろんのこと、例えば母子手帳の認証などスマートシティならではの便利さが享受できるのです。

会津若松に進出した企業はいち早くスマートシティと連携し、新たなビジネスチャンスを生み出そうとしています。それに加えて、会津若松にはコンピュータ理工学が専門の会津大学があって、ITに造詣が深い人材が豊富にいるという利点も会津若松が選ばれている理由です。

トヨタがスマートシティの研究をするということを、言明しましたが、それよりも早く会津若松ではスマートシティの研究が進んでいたのです。何かと日本はフットワークが重いといわれていますが、スマートシティは環境にも優しいので、もう、古い日本の悪しき慣習を乗り越えて、フットワーク軽く新しい試みに勇気を出して踏み出して、再び、世界をリードする技術などを生み出してほしいものです。